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山九1Q、好調だった前期工事量に届かず減収減益

2019年7月30日 (火)

財務・人事山九が30日に発表した2020年3月期第1四半期(4-6月期)決算によると、物流部門は好調な滑り出しとなったが、機工部門の工事量減少を補いきれず売上高0.5%減、営業利益8%減の減収減益となった。

物流部門は、港湾事業で倉庫の保管・荷役作業が増加し、国際物流事業で日本郵便と合弁を解消した「サンキュウエアロジスティクス」を新たに連結したことにより部門売上719億1200万円(1.4%増)、部門利益27億2900万円(12.4%増)の増収増益。3PL事業の消費財・化成品の取り扱い増加と輸配送作業料の改善が収益へ寄与した。

機工事業は、設備工事で国内の大型環境関連工事の受注があったものの、好調だった前期の工事量には届かず、保全作業では石油・石化構内設備の大型定期修理工事がマイナー年で前期に比べ工事量が減少。海外の工事量も前年並みだったことから部門売上627億5300万円(3.1%減)、部門利益62億7700万円(16.9%減)の減収減益となった。

今期は売上高5650億円(1.3%減)、営業利益350億円(10.8%減)、経常利益355億円(9.4%減)、純利益240億円(12.6%減)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/1Q19/3/通期19/3/3Q19/3/中間
売上高141,079 [-0.4%]572,516 [7.6%]427,671 [8.5%]286,060 [10.2%]
営業利益9,500 [-7.9%]39,247 [24.2%]29,632 [26.1%]19,622 [31%]
最終利益6,362 [-6.7%]27,470 [41.5%]20,683 [30.9%]13,257 [34.6%]
売上高営業利益率6.7%6.9%6.9%6.9%