ロジスティクスデルタ航空は5日、新型コロナウイルス感染拡大による需要低下を受けて、3月8日から4月30日まで日米路線の一部を減便・運休とすることを発表した。
減便の対象となるのは、東京-ポートランド(西部)、東京-アトランタ(南部)、東京-ミネアポリス(中西部)、名古屋-デトロイト(中西部)、名古屋-ホノルル(ハワイ)、関空-ホノルル(ハワイ)――の6路線で、夏季運航の関空-シアトル(西部)線は今季の運航を休止とする。
同社は、すべての東京-米国便を成田空港から羽田空港に集約する計画については、予定通り3月29日に実施。今後、状況の変化に応じて追加の調整を行う可能性があることを示唆している。
航空貨物運送協会(JAFA)がまとめている航空輸送統計(混載貨物)によると、世界的に航空貨物の輸送が減少している中、米・中西部と南部は前年比60%程度で推移しているものの、北東部と西部は前年比90%程度を維持しており、今後の動き次第では日米間の航空貨物輸送に影響が出るおそれがある。