GLP、埼玉・三郷の物流施設でLEEDゴールド予備認証

ロジスティクスグローバル・ロジスティック・プロパティーズの日本法人、GLプロパティーズ（東京都港区）は10日、国内の物流施設で初めて「LEEDゴールド」の予備認証を取得した、と発表した。竣工後日本認証を取得する。

LEED認証は、米国グリーンビルディング協会が普及・推進を図る建物環境認証制度で、137か国で1万3000件以上の認証事例（9月5日時点）がある、世界で最も普及している評価システムの一つ。

GLP三郷3では、ゴールド認証を取得するために全館LED照明や高断熱の壁・屋根材などのエネルギー効率の高い建物仕様を採用したほか、自転車通勤を促進するための駐輪場の整備やシャワー室を設置、ヒートアイランド現象を抑制するために駐車場緑化ブロックや高反射折板屋根を採用し、従業員が働く室内空気環境を快適に保つ目的で事務所内換気量を強化した。また、水資源を効率的に利用するための雨水利用設備や節水型衛生器具を導入している。

同施設は、免震構造とプレキャストコンクリートを採用し、建物の耐用年数を100年と長寿命化を図っており、ライフサイクルCO2を12％削減する。一般的な倉庫と比べ、環境面だけでなく、顧客にとってもオペレーションコストの低減や事業継続計画（BCP）で見込む自然災害リスクの軽減につながる、としている。

■GLP三郷3の概要
施設名称：GLP三郷3
所在地：三郷インター南部土地区画整理事業施行区域内4街区
敷地面積：3万8900.14平方メートル（1万1767.29坪）
延床面積：9万4708.39平方メートル（2万8649.29坪）
着工：4月
竣工：2013年5月末