財務・人事丸和運輸機関が3日発表した4-6月期(2021年3月期第1四半期)連結決算は、EC・常温物流部門と食品物流部門がともに2ケタの増収となったことで、全社売上高が14%増(前年同期比)の267億円となった。本業の儲けを示す営業利益は36.7%増の22億円、四半期最終利益は36.6%増の15億円で着地した。
EC・常温物流部門は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う店舗休業要請などに伴い、一部の取引先で物量が減少したものの、「ECラストワンマイル当日配達サービス」の稼働拠点と車両台数が段階的に拡大したほか、新たな3PL業務受託などが寄与し、23.5%の増収となった。
食品物流では、新規物流センターの稼働に加え、緊急事態宣言による外出自粛要請に伴い、「巣ごもり需要」の高まりを受けて物量が増加。13%の増収につなげた。
通期は売上高1000億円(前期比1.7%増)、営業利益73億円(1.8%増)、最終利益48億円(0.2%増)を見込む。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/1Q | 20/3/通期 | 20/3/3Q | 20/3/中間 | |
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売上高 | 26,772 [14%] | 98,348 [14.9%] | 73,326 [14.7%] | 47,561 [16.4%] |
営業利益 | 2,239 [36.7%] | 7,194 [23.7%] | 5,746 [24.1%] | 3,430 [30.8%] |
最終利益 | 1,598 [36.7%] | 4,818 [23.5%] | 4,072 [20.7%] | 2,440 [25.7%] |
売上高営業利益率 | 8.4% | 7.3% | 7.8% | 7.2% |