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ANA貨物部門、旅客機活用で上期貨物減カバー

2020年10月27日 (火)

財務・人事ANAホールディングスが27日に発表した4-9月期(2021年3月期第2四半期)連結決算によると、新型コロナウイルスの流行がすべての部門で業績に大きく影響し、売上高は72.4%減(前年同期比)の2918億円となった。

運航規模を抑制して変動費を削減したほか、人件費など固定費も抑えたて3330億円のコスト削減策を実行したものの、減収分をカバーするには至らず、営業損失2809億円、経常損失2686億円、最終損失1884億円で着地した。

貨物部門は、国際線の貨物重量が47.4%減少したものの、貨物専用機による臨時便・チャーター便の設定、旅客機を使用した貨物臨時便の運航を積極的に進めて需要の取り込みを図り、前年並みの収入水準を確保。減収幅は0.6%にとどめた。

通期は売上高7400億円(前期比62.5%減)、営業損失5050億円(前期営業利益608億円)、経常損失5000億円(前期経常利益593億円)、最終損失5100億円(前期最終利益276億円)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/中間21/3/1Q20/3/通期20/3/3Q
売上高291,834 [-72.4%]121,608 [-75.7%]1,974,216 [-4.1%]1,582,166 [0.9%]
営業利益-280,950 [ - ]-159,065 [ - ]60,806 [-63.2%]119,656 [-23.6%]
最終利益-188,477 [ - ]-108,819 [ - ]27,655 [-75%]86,446 [-19.1%]
売上高営業利益率-96.3%-130.8%3.1%7.6%