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SGHD、ロジスティクス事業でも営業益大幅増

2021年1月29日 (金)

財務・人事SGホールディングスが1月29日に発表した2020年4-12月期(2021年3月期第3四半期)連結決算は、EC需要で堅調に推移しているデリバリー事業だけでなく、ロジスティクス事業でも大幅増益を確保し、売上高9820億円(9.7%増)、営業利益885億円(38.4%増)の増収増益となった。

デリバリー事業ではEC市場の拡大を背景に、取扱個数が6%増加。基幹物流拠点の「Xフロンティア」をはじめとする輸送ネットワーク全体の生産性向上に取り組み、部門売上5.3%増に対し部門利益を26.4%伸ばした。

ロジスティクス事業では、上期に海外の個人用防護具の緊急国際輸送を受託。下期以降も既存顧客の物量回復に加え、輸送スペースがひっ迫する中で航空・海上輸送スペースを確保できたことで、フレイトフォワーディングの収益が大きく増加した。これにより、部門売上は41.5%増の1448億円、営業利益は4.8倍増の101億円に達した。

同社は今後もEC市場が引き続き拡大するとみており、通期の業績予想を上方修正。通期で売上高1兆2700億円(前期比8.2%増)、営業利益1000億円(32.5%増)、最終利益705億円(49.1%増)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/3Q21/3/中間21/3/1Q20/3/通期
売上高982,024 [9.7%]634,846 [8%]317,632 [9.1%]1,173,498 [5%]
営業利益88,533 [38.4%]52,494 [41.1%]27,726 [47.7%]75,447 [7.2%]
最終利益63,159 [66.2%]37,293 [69.9%]17,224 [70.3%]47,292 [8.8%]
売上高営業利益率9.0%8.3%8.7%6.4%