三菱ふそう、「パートナーシップ構築宣言」を公表

荷主三菱ふそうトラック・バスは2月4日付で「パートナーシップ構築宣言」を公表した。「パートナーシップ構築宣言」はサプライチェーン全体の共存共栄や受発注する両者にとって望ましい取引慣行の順守などに向けて、昨年に政府や日本経済団体連合会、日本商工会議所などが創設した枠組みで、政府は公表した企業に対して補助金の加点措置を講じるとしている。運輸・郵便業に関してはすでに、40社超が宣言を公表している。

三菱ふそうトラック・バスは宣言において、取引価格の決定などに関して下請中小企業振興法に基づく「振興基準」を順守し、望ましくない商慣行の是正に積極的に取り組む考えを表明。また、既存の取引関係を超えた連携として、同社が直接の取引先を通じてその先の取引先にも働きかけをおこなうことにより、サプライチェーン全体での付加価値の向上に取り組むとしている。

そのほか、災害時などの事業継続や働き方改革の観点から、取引先のテレワーク導入やBCP（事業継続計画）策定などについても助言。また、取引先などに同社グループが運用する各種ITシステムを無償提供し、取引先の業務のデジタル化や効率化に貢献するとしている。