日野、安全装備を拡充した中型トラックを発売

荷主日野自動車は2日、中型トラック「日野レンジャー」の安全装備を拡充した新モデルを発売したと発表した。衝突の恐れのある車両の検知や車線逸脱時の警報などの機能を搭載し、事故防止の安全対策を講じた。物流ドライバーなどの安全な乗務を支援する取り組みだ。

車両の左右の前端に設置したセンサーが、衝突のおそれがある車両を検知し、警告音とメーター表示でドライバーに注意喚起する。右左折時の出会い頭などドライバーの安全確認をしやすくする。また、ドライバーモニターや車線逸脱警報によりドライバーの運転姿勢や車両の挙動を確認し、体調急変などによるドライバーの異常な状態を自動検知して徐々に減速し車両を停止させる機能も備えた。

ほかにも、先行する車両の検知による衝突防止機能や、周囲が暗くなると自動的に点灯する夜間視認性向上システムも搭載し、高速道路や一般道での安全な走行を支える仕様とした。

日野は、SDGsの観点から、豊かで住みよい持続可能な社会の実現を目指す方針を掲げており、今回の取り組みもその一環だ。