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JR貨物の大雨影響まとめ、長野では運休長期化も

2021年8月17日 (火)

ロジスティクス西日本を中心とする大雨の影響により、日本貨物鉄道(JR貨物)は17日12時点で、引き続き複数路線の運行を中止している。LOGISTICS TODAYの取材によると、このうち中央西線については、長野県の木曽平沢-贄川間と上松-倉本間での土砂流入により運行を中止。電気設備も被害を受けた結果、復旧には1か月程度を要する見込みという。

このほか、鹿児島線は川内-木場茶屋間で17日6時頃から大雨で運転を中止。肥薩おれんじ鉄道線は始発から、全区間の運転を見合わせている。

広島管内では、糸崎-岩国間に遅れが発生。岩国-徳山間では12時頃到着を目途に運転を取りやめるという。

山陽線は山口県の厚東-厚狭間、小野田-厚狭間の運行を中止。なお、JR貨物は小野田-厚狭間での道床流出に伴い、トラックによる代替輸送を計画しているところで、18日から広島貨物ターミナル駅・新南陽駅と、北九州貨物ターミナル駅・福岡貨物ターミナル駅間で実施する見通しとしている。LOGISTICS TODAYの取材によると、福岡と新南陽駅の間で、現地の通運業社が独自に代替輸送を17日に開始したという。

JR貨物、山陽線不通受け通運業界に代替輸送要請