荷主マンダムは16日、福崎工場(兵庫県福崎町)の敷地内で進めていた新生産棟の建築工事が完了したと発表した。工場全体を一体化させることで、生産性向上につなげる。
創業100周年にあたる2027年のありたい姿「VISION(ビジョン)2027」の実現に向けた企業基盤整備の一環。「ひと・環境にやさしく、未来を創造する工場」をコンセプトとして、2019年に新生産棟の建設に着手した。
自動化や省人化も進めることで、安心・安全・生産性の向上を図るとともに、環境負荷の低減や化粧品工場としての魅力も兼ね備えた仕様とした。フレキシブルな生産体制が敷ける設計により、生活者の変動する需要にも対応する。
マンダムグループの国内唯一の生産拠点である福崎工場は、日本国内と海外向けの製品づくりだけでなく、海外生産拠点に対してグループをリードする技術革新や人材育成支援といったイノベーションセンターとしての役割も担う。