フェデックス、｢女性のエンパワーメント原則｣署名

国際米フェデックス コーポレーションの子会社フェデックス エクスプレスは5日、国際連合などが制定した「女性のエンパワーメント原則」に署名したと発表した。

アジア太平洋や中東、アフリカ地域では、小規模企業の設立や成長、国際貿易に携わる女性はいまだに少ない。世界経済フォーラムのグローバル ジェンダー ギャップ レポート 2021 によると、新型コロナウイルスが豊かな経済と社会の構築において新たな障害となったため、世界的な男女格差の解消にかかる時間は99.5年から135.6年に延びたと分析している。

フェデックス エクスプレスのアジア太平洋、中東、アフリカ地域社長のカワール・プリットは、企業が職場におけるジェンダーバランスの改善に大きな役割を果たすことを認識しているとしたうえで、「多様性、公平性、包括・一体性は我々の姿勢と行動を構成する要素。これらは我々の文化に不可欠なものであり、全ての従業員、お客様、地域社会に、よりよい未来をもたらす極めて重要な優先課題だ」と指摘。今回の署名について、「誰もが平等に従事し成功できるよう、多様性を尊重した職場づくりのための重要な一歩だ」と話している。