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飯野海運、重大事故を想定した緊急対応訓練を実施

2021年11月17日 (水)

▲模擬記者会見の様子(出所:飯野海運)

環境・CSR飯野海運は16日、グループで船舶管理を手がけるイイノマリンサービス(東京都千代田区)と合同で、重大事故を想定した事故対応訓練を実施したと発表した。

訓練は、イイノマリンサービスが管理するケミカルタンカーが、紀伊水道で内航船と衝突し燃料油が海上流出したとの想定で実施。本社に緊急対策本部を設置しオンラインツールを活用して、事故発生から記者会見までの流れを訓練したほか、社内外関係者との連携や円滑な情報共有など一連の緊急対応体制を確認した。訓練後に危機管理コンサルタントによる講習を実施し知見の拡充に努めた。

飯野海運グループは、経営理念で「安全の確保が社業の基盤」「社会的要請へ適応し環境に十分配慮」を掲げて、安全と環境負荷低減をはじめとする社会的要請への適応を経営上の最優先課題としている。今回の訓練で新たに得た知見や改善点などをグループ全体で共有することにより、緊急対応体制をより強固なものとし安全運航を推進する。