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ラサール、大阪・住之江で物流施設を22年1月着工

2021年12月16日 (木)

拠点・施設ラサール不動産投資顧問(東京都千代田区)は16日、大阪市住之江区で物流施設を開発すると発表した。着工は2022年1月6日に着工し、23年3月に完成する予定。関西圏における物流施設の建設が進む大阪市の湾岸地区で、アクセスの利便性と機能の高さを前面に出して差別化を図る。

ラサール不動産投資顧問がこのたび開発する物流施設は、地上4階建ての「ボックス型」。都心部に近くテナント需要が厚い戦略的立地にあり、容積率の消化を重視し3層から4層で施設開発するタイプ。保管機能に優れており、荷物の保管を重視するテナントに適している。

1階に3面接車可能なトラックバースを備え、倉庫の梁下有効高さ5.5メートル以上を確保。荷物用エレベーターを4基、垂直搬送機を6基設置し、効率的な荷役業務が可能だ。

BCP(事業継続計画)は、共用部・荷物用エレベーターなどの電力を72時間維持する非常用発電機の設置を予定。キュービクルや室外機などの各種設備機器をラサール不動産投資顧問の想定浸水ラインよりも上部に設置することで、災害時のオペレーションへの影響を抑制できるのが特徴だ。

環境面では、倉庫内においてLED照明や人感センサー、節水型衛生器具を配置するなど、省エネ対策などの環境負荷低減にも配慮した計画とする。

計画地は、大阪都心部から10キロ、大阪メトロ四ツ橋線「北加賀屋駅」から1.5キロ。都心部からのアクセスの良さと人口の多いエリアであることから、従業員の確保が容易な立地だ。倉庫や事業所などが集積する工業専用地域である大阪湾岸エリアに位置し、24時間365日のオペレーションが可能だ。

阪神高速道路15号堺線「玉出出入口」から2.5キロで、阪神高速を介して大阪市内をはじめ近郊都市にもアクセスできる。大阪港や関西国際空港、大阪国際(伊丹)空港への移動も容易だ。こうした交通利便性と充実した施設仕様を生かし、関西エリアに拠点を置くメーカーや流通業者向けの市内配送と広域輸送を両立した保管・輸配送拠点ニーズに対応可能だ。

▲周辺地図(クリックで拡大)

■大阪市住之江区の開発物件の概要
所在地:大阪市住之江区柴谷1-10-1・24
敷地面積:2万3872.30平方メートル
延床面積:4万9668.82平方メートル
構造:鉄骨造、耐震構造、地上4階建て