ギオンが埼玉にプロセスセンター、小売店対応強化

拠点・施設総合物流企業のギオン（相模原市中央区）は、埼玉県草加市に物流施設「ギオン草加センター」を開設したと発表した。大手小売店専用のプロセスセンターとして、冷蔵・冷凍品の商品管理や加工、仕分け、配送などの業務拠点とする。

大消費地である東京の後背地における物流機能の強化とともに、東京近郊エリアにおける食品などの配送拠点としての役割も果たせる仕様としているのが特徴だ。

国道4号「東埼玉道路」や東京外環自動車道を経由して、埼玉エリアを中心とする首都圏各地への移動が容易な立地も強みだ。ギオンは今回のプロセスセンター開設を契機に、冷蔵・冷凍機能を活用した物流拠点として食品などの取り扱いをさらに強化していく。

ギオンは、今回のギオン草加センターのような商品の管理や仕分けなどの「動脈物流」だけでなく、商品回収やリサイクルなどの「静脈物流」も強化するなど、総合物流企業としての存在感を着実に高めている。今回の拠点新設は、動脈物流に相当するビジネスをより深化する狙いがある。

▲「草加プロセスセンター」の外観（出所：ギオン）