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ESR、東京都東久留米市にデータセンター建設

2022年4月7日 (木)

拠点・施設アジア太平洋地域に特化した物流不動産開発を手がけるESR(イーエスアール、香港)は6日、データセンター集積地の一つである東京都東久留米市内に2万900平方メートルのデータセンター開発用地を取得したと発表した。ESRはこの開発用地にIT電力容量20メガワットのデータセンターを建築する計画で、2025年9月のサービス開始を予定している。

▲大阪市「ESRコスモスクエア」完成イメージ(出所:ESR)

同センターの建設地は東京都心から20キロ圏に位置し、古くからデータセンターや金融機関の電算センターが集積しており、通信網との接続性も優れているため、大手クラウドサービスプロバイダーを含むハイパースケーラーからコロケーションユーザーまで、顧客の多様なニーズに柔軟に対応できる利点がある。

同センターは、21年4月に発表した同社のデータセンターである大阪市の「ESRコスモスクエア」に次いで、日本国内で2件目のデータセンタープロジェクトとなる。ESRコスモスクエアは最大98メガワットのIT電力容量を備えた3棟構成のキャンパス型で、1棟目が23年に完成予定だ。

同社グループは、データセンター市場の急速な成長に対応するため、大阪と香港、シドニー、ムンバイ、ジャカルタ、シンガポールの6か所にIT電力容量合計260メガワットのデータセンターを開発中。さらに、グループ全体でIT電力容量1200メガワット以上の開発計画があり、22年度内にデータセンター開発ファンドの設立も予定するなど、より広範にサービスを提供するデータセンター戦略を加速させる。

■データセンターの概要
所在地:東京都東久留米市
敷地面積:2万900平方メートル(6322坪)
竣工・サービス開始:2025年9月
IT電力容量:20メガワット