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大日本印刷、書籍製造強化へ再編、「DNP書籍ファクトリー」設立

2010年10月1日 (金)

話題大日本印刷(DNP)は1日、書籍製造に関連するグループ会社2社を統合し、新会社「DNP書籍ファクトリー」を設立した。

 

DNPは2009年7月、書籍中心の出版社向け営業部門を設置し、同年10月に文庫や新書、コミックスなどの書籍を短納期・小ロットで製作したいという出版社のニーズに応え、書籍専用の印刷・製本一貫製造ラインを埼玉県の白岡工場内に新設するなど、書籍印刷事業の強化を図ってきた。

 

これまで書籍製造は、グループ会社であるDNPオフセットとDNP製本の連携を図りながら対応してきたが、さらなる事業強化、受注拡大を進めるには、書籍製造に関わる印刷と製本それぞれの製造設備の合理化と、生産管理体制の整備・強化が必要と判断し、両社を統合して書籍専門の製造会社を設立することにしたもの。

 

今後、DNPとDNP書籍ファクトリーは高品質、短納期、低コストでの書籍製造を目指し、書籍市場の活性化を図る。また、紙の書籍から、POD(プリントオンデマンド)による製造、電子出版コンテンツの制作・配信までをワンストップで提供するハイブリッド制作体制を強化することで、出版社のビジネス拡大をサポートする、としている。