環境・CSR郵船ロジスティクス(東京都品川区)は9日、農林水産省が実施する日・ASEAN(アセアン)食産業人材育成官民共同プロジェクトの寄付講座に協力したことで、アセアン事務局から感謝状を受けたと発表した。今回、感謝状を受けた事業者では唯一の物流企業だったという。
同社は2017年から同プロジェクトに社員を講師として派遣している。21年はタイ、カンボジア、ベトナムの農業系大学・大学院の学生向けに、農水産物を含む食品のサプライチェーンや国際輸送、鮮度保持輸送技術についてオンラインで講義を行った。
各講義では同社の海外法人がアセアン域内で行っている小売業物流の事例を紹介している。ことしは5月12日にオンラインでプトラマレーシア大学の学生向けに講義を行う予定という。
同社は「今後も官民共同プロジェクトへの参加を通して日本の食文化・食産業のグローバル展開に貢献し、持続可能な取り組みを推進する」とコメントしている。