ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

商船三井、豪の重大海難訓練に参加しノウハウ共有

2022年5月24日 (火)

ロジスティクス商船三井は23日、豪西オーストラリア州の港湾局Pilbara Ports Authority(PPA)が主催する重大海難事故に備えた緊急対応訓練に参加したと発表した。

訓練は、世界最大の鉄鉱石積出港である西オーストラリア州ポートヘッドランド港沖で、鉄鉱石を満載したケープサイズバルカーが座礁した海難事故を想定して実施。商船三井はPPAよりケープサイズバルカーの主要運航者として招聘され、オブザーバーとしてポートヘッドランド港を利用する大手鉄鉱石鉱山会社も訓練に参加した。

ポートヘッドランド港の様々な業界関係者が集まり、座礁事故発生時のサルベージ対応に関する課題についての理解を深め、この分野の緊急対応に関する参加者の過去の経験から得た教訓を共有する狙い。

訓練はオンラインツールの利点を活用して、サルベージ会社や船舶管理会社などが世界中から同時に参加。PPAが作成した想定シナリオに従って、各関係者が連携した実践的な方法で実施した。

▲オンライン緊急対応訓練の様子(出所:商船三井)

訓練では、事故発生時の緊急対応と情報共有が円滑に実践できるかを確認。運航者として取るべきメディア対応を船社がPPAに報告し、その後関係各社とともに事故対応プロセスや発表内容などについて評価を行い、フィードバックを受け取った。

商船三井は、これまで培ってきた当社のノウハウや対応策について、外部の業界関係者から受領したフィードバック内容を今後の改善点として生かしていく。さらに、グループ全体で万一に備えた緊急対応体制をより強固なものに整備することにより、世界最高水準の安全運航を実現する。