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保管出荷能力国内最大級、明石にコカコーラ新施設

2022年5月27日 (金)

拠点・施設コカ・コーラボトラーズジャパン(東京都港区)は27日、明石工場(兵庫県明石市)敷地内に、コカ・コーラシステムで国内最大級の保管・出荷能力を持つ自動物流センター「明石メガDC」が完成したと発表した。稼働開始はことし7月を予定している。

▲明石メガDCの外観(出所:コカ・コーラボトラーズジャパン)

2021年2月に完成した「埼玉メガDC」に続く自動物流センターだ。国内最大級の製品保管容量(6万パレット)と製品出荷能力(年間8000万ケース)を備え、大阪府と兵庫県の全エリアの物流を担う基幹拠点となる。これまで各セールスセンターで行ってきた仕分けやピッキング、在庫保管などの倉庫業務を、今後はこの新施設に段階的に集約する。セールスセンターは、在庫を保管しないクロスドッキング方式となり、得意先や自動販売機などの末端まで高効率に製品を届ける。

設備は自動化・デジタル化が推進されており、出庫にかかる時間や人員の作業工程を短縮する。RORO(roll-on/roll-off)ステーションという珍しい自動設備があり、500ミリリットルペットボトルで1500ケース分の荷役を一括で可能とする。フォークリフトでの作業と比較した場合、トラックへの積み込み・積み下ろし作業時間を7割削減できるという。

同社は全エリアの物流体制とコストの最適化を目指した「新生プロジェクト」を進めており、「明石メガDC」はその一環だ。

■明石メガDC概要
所在地:兵庫県明石市大久保町西脇152
延べ床面積:3万3056平方メートル
製品保管数量:6万パレット
製品出荷能力:8000万ケース/年