沼尻産業が創業60年、沼尻社長がメッセージを公開

国内沼尻産業は2日、創業60年を迎えたと発表した。沼尻年正社長は、顧客や協力会社、地域住民などへのメッセージを公開した。

沼尻社長のメッセージは、「かつて祖父と父が、地元の野菜を軽三輪トラックで都内市場へ運んだのが沼尻産業の始まりです」と創業事業の回顧から始まる。続いて、「農家の方々が精魂込めて育てた作物を、その思いとともにお届けする。『物』とともに『心』も運ぶこと。以来60年、当社はこの精神を原点に、育み、進化させてまいりました」と、農産物の輸送を中心とするビジネスを支える精神について触れた。

ことしにブランドスローガンとして掲げた「物流で人々を幸せに。」を紹介。昨今の平和を脅かすニュースを引き合いに出しながら、「その地で採れるエネルギーや食糧が移動出来ないという事態、このことが示したのは、『物』は、必要とする場所に届かなければ無に等しいということ。物流は、世界や国を支えます」と語る。さらに「物流は、そこで生きる一人ひとりの平和な暮らしを支える。それが私たちの仕事であり、またそうありたいと心から願います」と、物流の担い手としての使命感を訴えた。

最後に、「当社の存在意義は『地域の未来創造』にあります」と強調。「つくばで生まれた沼尻産業は、地域のため、人々の幸せのために何ができるのか。次の10年が、もうはじまっています。引き続き、沼尻産業をよろしくお願いいたします」と締めくくった。

（出所：沼尻産業）