荷主エクサ(横浜市西区)は17日、JFE物流(東京都千代田区)機工事業部の基幹システムを全面刷新し、4月から全機能の運用を開始したと発表した。
JFE物流の機工事業部は、大型建造物の輸送や組み立て、据え付けなどを手掛け、自社の大型クレーンや特殊車両を使用している。従来は特殊車両の配車や要員管理などの業務がシステム外で行われ、多重入力による作業負担やヒューマンエラーのリスクが課題となっていた。
今回の刷新では、こうした業務を段階的にシステムへ移した。まず2025年4月に「重機車両予約システム」を先行して稼働させ、特殊車両の配車予約をシステム上で行えるようにした。ことし4月には作業実績の登録などを加え、全機能の運用を始めた。作業実績はAI-OCRと連携して一括で取り込めるようにし、これまでの手入力を減らした。
工事の予算管理と見積もりで使用する項目も統一し、実際にかかった費用と予算の比較や、類似案件の見積もり比較を可能にした。全面稼働後は、実績入力に伴う事務作業の削減やペーパーレス化、月次決算業務の円滑化といった効果が出始めているという。
エクサは今後、システムに蓄積したデータの分析を進めるほか、AI(人工知能)を活用した配車の最適化もJFE物流に提案する。
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