荷主コスモ石油(東京都中央区)は17日、SAFの製造工程で併産される廃食用油由来のナフサの活用を開始すると発表した。丸善石油化学、宇部丸善ポリエチレン、SAFFAIRE SKY ENERGYと連携し、コスモ石油堺製油所で生産したナフサを化学品原料として供給する。
堺製油所では、2024年12月に国内初の大規模なSAF製造装置が完成し、25年度から生産している。国内の廃食用油を主な原料としており、SAFとともにナフサが生産される。今回、このナフサを化学品の原料として活用し、航空分野に加えて化学分野にも廃食用油由来の原料利用を広げる。

▲SAF製造装置(出所:コスモ石油)
取り組みでは、SAFFAIRE SKY ENERGYが廃食用油由来のナフサを製造し、コスモ石油が供給を担う。その後、丸善石油化学が基礎化学品を製造し、宇部丸善ポリエチレンがポリエチレンを生産してプラスチック製品への展開につなげる。国内資源を主に利用するため、輸送に伴う環境負荷の低減も見込んでいる。
ナフサの受け渡しには、国際認証「ISCC PLUS」に基づくマスバランス方式を採用する。バイオマス由来と化石由来の原料を混合して扱い、投入したバイオマス原料の割合に応じて製品に環境価値を割り当てる仕組み。
4社は今後、供給量の拡大や用途開発を進め、化学、繊維、包装分野などへの展開を図る。
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