花き流通・運輸の3社がDXの合弁会社設立

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産業・一般豊明花き（愛知県豊明市）など花きの流通・運輸に携わる3社は22日、DX（デジタルトランスフォーメーション）を促進するための合弁会社「JFIソリューション」（東京都大田区）を設立したと発表した。EC（電子商取引）の急拡大に対応するため、合弁会社を通じて新たなプラットフォームの構築を目指す。

発表によると、合弁会社の設立は6月17日付で、愛知豊明花き地方卸売市場の卸会社である豊岡花きと、東京都大田市場花き部の卸会社フラワーオークションジャパン（大田区）、豊明市場に入場している運送会社の日本植物運輸（豊明市）が出資した。3社は花き流通企業10社でつくるJFIグループのメンバー企業で、関係が深い。合弁会社は花き流通でのシステムを開発し、出荷者と卸・販売・物流業者向けに情報サービスを提供する。

花きは多種多様な商品が小ロットで流通しており、商取引や物流が煩雑で流通コストが高くなる課題を抱えている。ECの拡大で、豊明花きの場合、取引に占めるECの割合が2010年の6.4％から21年には41.5％まで高まった。特に新型コロナウイルス感染症の拡大前の2019年（25.1％）以降の2年間で急増している。3社は合弁会社を通じて新たな花き流通のプラットフォームを開発することを目指す。