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環境省、ヒアリ7万匹確認コンテナで殺虫処理完了

2022年12月7日 (水)

国内環境省は6日、岡山県井原市で10月25日に特定外来生物のヒアリ1万匹以上が発見されたコンテナについて、くん蒸による殺虫処理が完了したと発表した。コンテナ内で確認されたヒアリの総数は女王アリ20匹以上、雄アリ742匹以上を含む7万匹以上となった。福山港の周辺2キロ程度の範囲で調査を実施した結果、ヒアリ類は確認されなかったという。


▲井原市でコンテナ内から発見されたヒアリ。(左から)損傷した女王アリ、雄アリ(出所:環境省)

同省は11月15日から2週間かけて、ヒアリが確認されたコンテナに加えて、コンテナと同じ積載物、さらに同じ船便で輸入された未開封のコンテナ計6個について、荷主による強力なくん蒸を実施した。

同省と広島、岡山両県によると、今回ヒアリが確認されたコンテナは9月15日、ベトナムのホーチミン港から船に積載された。経由地の香港港で別のコンテナ船に積み替えられた後、10月12日に福山港に入港し陸揚げされた。

10月25日には、同港から陸路で井原市の民間事業者敷地内に搬入。コンテナを開封したところ、多数のヒアリがいたためコンテナを閉鎖。外にこぼれ落ちた個体は殺虫処理された。その後、荷主が当該コンテナ内部の殺虫処理を実施したところ、コンテナ内部に女王アリ4個体以上を含む1万匹以上のヒアリを確認した。

福山港コンテナからヒアリ1万匹超、国が注意喚起

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LOGISTICS TODAY編集部
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