XPO、仏国内でルノー・トラックのEV100台購入

国際トラックメーカーの仏Renault Trucks（ルノー・トラック）は11日、米運送会社のXPOがフランス国内でルノー・トラックのEV（電気自動車）トラックを累計100台購入すると発表した。ルノー・トラックにとっては前例のない大量注文となる。

発表によると、XPOは2021年10月にルノー・トラックのEVトラック「E-Tech D 16トントラック」を試験的に導入。その後、これまでに65台のEVトラックの発注を確定している。ルノー・トラックは22年第4四半期から24年にかけて全100台を納品する予定という。

▲E-Tech D 16トントラック（出所：Renault Trucks）

これらのEVトラックは、フランス国内のXPOの施設28か所で使用される。XPOは、フランスでの温室効果ガス排出量を30年までに19年比で25％以上削減することを目指している。自社拠点80か所以上に充電機を設置する計画だ。30年までに配送の25％をEVで行い、2万6000トン以上のCO2排出削減を見込む。それにより顧客である荷主企業の脱炭素化も支援する。

E-Techトラックは、18～21パレットの積載能力を持ち、185キロワットのモーターを搭載。充電1回当たりの航続距離は最大250キロ。ディーゼルトラックと比べ、年間45.7トンのCO2削減が見込める。騒音や臭気も大幅に低減するため、混雑した都市部での配送に適している。振動も少なく、ドライバーの疲労を軽減する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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