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ニッコン3Q、テスト事業不振を円安効果が補う

2023年2月3日 (金)

財務・人事ニッコンホールディングス(HD)が3日発表した2023年3月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比8.4%増の1588億2200万円、営業利益が0.8%減の144億7900万円、最終利益が5.6%増の113億9300万円となった。主要4事業のうち、自動車メーカーなどから受託している製品のテスト事業が不振で営業利益はわずかに減益となったが、円安効果で最終利益は増えた。

発表によると、運送、倉庫、梱包の3事業は燃料価格の高騰を受けながらも、貨物取扱量の回復や倉庫増設、効率化などが奏功して各セグメント業績は増収増益となった。テスト業務はテストの中止や遅れの発生、人件費などの増加で減収減益となった。円安の進行で為替差益を3億円計上するなど最終増益となった。

23年3月期通期の連結業績については、従来の予想値を据え置き、売上高は2170億円、営業利益は202億円、最終利益は154億円とした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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