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渋沢倉庫、各業務堅調で通期予想を上方修正

2023年2月8日 (水)

財務・人事渋沢倉庫は8日、2023年3月期通期連結業績予想の修正を発表し、売上高は790億円(前回予想は770億円)、営業利益は49億円(同47億円)、経常利益は58億円(同55億円)、純利益は39億円(同35億円)といずれも上方修正した。売上高は倉庫や港湾運送、陸上運送、国際輸送の各業務で貨物取扱量が堅調に推移。海上・交通運賃単価が高水準で維持したほか、為替の円安効果が寄与したことから前回予想を上回る見込み。

利益面は取扱量増加に伴う作業費や単価上昇による仕入れ運賃、光熱動力費といったコストが膨らんだものの、前回予想を上回る利益を確保する見通しだ。ベトナムの持分法適用関連会社の業績が好調に推移しており、前回予想の経常利益と純利益を押し上げる。

同日発表した23年3月期第3四半期連結決算は、売上高が前年同期比12.2%増の602億500万円、営業利益が10.5%増の38億7800万円、純利益が36.1%増の35億9300万円と増収増益だった。倉庫業務は化粧品、機械部品の保管業務や流通加工業務が伸び、港湾運送業務は船内荷役業務や輸出入荷さばき業務が好調だった。陸上運送業務は、飲料、機械部品、輸入貨物の輸配送業務が伸長するなど、物流事業全体がけん引した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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