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C&FロジHD決算、新規拠点効果で増収も減益

2023年5月9日 (火)

財務・人事C&Fロジホールディングスが9日発表した2023年3月期の通期連結決算は、売上高が前期比2.2%増の1133億5000万円、営業利益が同1.8減の44億300万円、最終利益は7.8%減の30億5700万円と増収減益となった。

セグメント別では、TC(通過型センター)事業の売上高が1.7%増の723億6700万円、営業利益は10.6%増の34億1800万円と増収増益。新規物流施設の開設に伴い新規顧客の獲得が進んだことや、EC(電子商取引)関連業務を開始したことなどが収益を押し上げた。エネルギー価格の高騰、電気料金や燃料費の増加などがあったが、収益性の高い事業の取り込みや既存事業の物量回復などで収益性を向上させた。

DC(保管在庫型物流)事業の売上高は3.2%増の391億7800万円、営業利益は6.9%減の50億5800万円と増収減益だった。外食産業の活発化で業務用冷凍食品の物量が回復し、市販用冷凍食品の物量も堅調に推移。新規物流施設の稼働による新規業務の受託もあって収益を確保した。一方で、エネルギー価格高騰や新規施設の稼働に伴う減価償却費の増加などで営業原価が膨らみ、減益となった。

24年3月期の通期業績は、売上高が1.7%増の1153億円と増収も、営業利益が22.8%減の34億円、最終利益が18.2%減の25億円と大幅な減益と予想した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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