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名港海運決算、主力の港湾運送が好調も減益

2023年5月12日 (金)

財務・人事名港海運が12日に発表した2023年3月期の通期連結決算は、売上高が前期比3.5%増の841億100万円、営業利益が同3.3%減の62億4700万円、経常利益が1.9%減の69億5900万円、最終利益が0.4%増の46億4100万円と増収減益だった。

営業基盤である名古屋港では、輸出は機械などの取扱が増え、自動車部品などの取扱が減少。輸入は飼料の取扱が増加し、小麦や非鉄金属などの取扱が減少した。

全体の6割の売上を占める主力の港湾運送部門は、売上高が6.1%増の509億1600万円と増収。船内作業が減少したが、沿岸作業や海外での取扱が増加した。倉庫保管、陸上運送部門も増収だったが、航空貨物運送部門は需要低下により輸出入とも取扱が減少したことで35.3%の減収となった。

24年3月期の通期業績は、海上および航空運賃の下落や海外での取扱減少の見込みから、売上高が6.1%減の790億円、営業利益が20%減の50億円、経常利益が10.2%の62億5000万円、最終利益が7.3%減の43億円と減収減益を予想している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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