財務・人事名港海運が14日に発表した2024年3月期の通期連結決算は、売上高が前期比7.6%減の776億9800万円、営業利益が同15.7%減の52億6500万円、経常利益が6.1%減の65億3600万円、最終利益が2.1%減の45億4100万円と減収減益だった。
営業基盤である名古屋港では、輸出は自動車や自動車部品などの取扱が増加した。輸入は原油の取扱が増加し、液化天然ガスの取扱が減少した。
主力の港湾運送部門は、売上高が9.5%減の460億9400万円と減収。船内作業が増加したが、海上運賃の下落および海外での取扱いが減少したことで、減収となった。倉庫保管、陸上運送部門も減収だったが、航空貨物運送部門は需要低下により輸出入とも取扱が減少したことで29.7%の減収となった。
25年3月期の通期業績は、売上高が0.9%減の770億円、営業利益が6.9%減の49億円、経常利益が3.6%減の63億円、最終利益が2%減の44億5000万円と減収減益を予想している。
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