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自動運転トラックの米企業、日本で商用実証本格化

2023年6月6日 (火)

(出所:TuSimple JAPAN)

調査・データ自動運転トラック開発の米TuSimple(トゥーシンプル)日本支社のTuSimple JAPAN(トゥーシンプル・ジャパン、東京都中央区)は6日、自動運転トラックの日本での本格的な実運用に向けた実証実験を開始すると発表した。すでにことし1月から東名高速道路で自動運転トラックの走行実証を成功させており、今後は年内に東京・名古屋間での走行実証、2024年からはドライバーが乗車しない完全無人自動運転トラックの走行実証に向けて準備する。

ことし1月の東名高速での実証成功を皮切りに日本市場への進出を本格化させ、今後は国内での完全無人自動運転トラック走行実証、東京の物流センターから名古屋の物流センターまで、東京・大阪間の自動運転トラックの走行実証にも着手する。台数を増加し、事業検証を重ねた上で、本格的な実運用を検討する。

▲東名高速道路でのテスト映像(出所:TuSimple JAPAN)

トゥーシンプルはカリフォルニア州サンディエゴを本拠に15年に設立した、自動運転技術開発のスタートアップ。19年から米国で自動運転サービスを提供しており、21年12月には世界初の完全無人走行テストに成功した実績を持つ。17年には日本支社を設立して以来、自動運転トラックの幹線物流での商業化に向け、独自の自動運転システムと日本製トラックとの適合作業やシミュレーター検証、専用テストフィールド検証など研究を進めている。

日本での市場拡大を進める一方、米国市場での状況は芳しくなく、5月には米国の全従業員の30%を解雇することも発表している。アジア太平洋地域の子会社については商用化に向けたプロジェクトが順調に進行しているとして、従来と同様の運営を継続していく意向を示している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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