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サントリー食品など5社、段ボール破損判定共同実証

2023年6月21日 (水)

▲商品外装段ボールの破損レベル判定画面のイメージ(出所:サントリー食品インターナショナル)

調査・データサントリー食品インターナショナル、キリンビバレッジ(東京都中野区)、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、セブン-イレブン・ジャパン(東京都千代田区)、富士通の5社は21日、富士通が開発したAIシステムを活用し、商品外装段ボールの破損レベル判定の統一化に向けた共同実証実験を同日から本格的に開始した。

今回の共同実証実験では、これまでばらつきが生じていた納品可否の判断を、富士通のAIシステムにより客観的に判定する仕組みを飲料メーカーや流通業が共有し、製造、配送、販売を担う各社で破損レベル判定の統一化を目指す。軽微な外装破損商品を流通させることで、商品廃棄を抑制し、食品ロスを削減するとともに、荷受時の検品時間や倉庫での返品作業を軽減することで、清涼飲料業界や流通業界が抱える物流課題の改善に貢献していく。

清涼飲料業界や流通業界では、商品の輸送・保管中に、輸送資材である段ボールに軽微な擦れやしわ、膨れなどが見られた場合、中身品質に関わらず、段ボールの外観状態で納品可否の判断を各社の倉庫毎に目視で行ってきた。この納品可否の判断は、飲料メーカー、流通業ともに共通の基準が無いため、判断にばらつきが生じており、中身品質に問題のない商品の返品や廃棄が発生し、食品ロスが課題となっていた。

(出所:サントリー食品インターナショナル)

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LOGISTICS TODAY編集部
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