亀田製菓、宇宙食の尾西食品を子会社化へ

フード亀田製菓は26日、宇宙食の製造を手掛ける尾西食品（東京都港区）の株式をすべて取得し、子会社化することで合意した、と発表した。

尾西食品では、災害など危機対応の意識の高まりを受け、「炊きたてのおいしさを損なうことなく5年間長期保存できる」という同社の米飯や加工品が注目を浴びている。

また、同社のアルファ米製造技術などを含む食品の長期保存を可能にする技術力が評価され、宇宙航空研究開発機構の宇宙ステーション向け食品としても採用されている。

亀田製菓は、尾西食品を子会社化することで、製品開発、技術開発、販売・マーケティング、製造などの分野で互いの強みを融合させることができる、としている。