プロロジス、兵庫県で楽天専用施設に着工

プロロジスパーク川西の完成予想図

ロジスティクスプロロジス（東京都千代田区）は7日、兵庫県川西市で楽天専用の物流施設「プロロジスパーク川西」の建設に着工した。

楽天は、千葉県市川市の「プロロジスパーク市川1」を拠点として、今夏からインターネットショッピングモール「楽天市場」の出店店舗向けに、商品在庫の入出荷、保管、梱包、配送、カスタマーサービス、VAS（バリューアデッドサービス）などの総合フルフィルメントサービス「楽天スーパーロジスティクス」を提供している。

来年11月のプロロジスパーク川西竣工後、新たな物流拠点を開設することにより、「楽天スーパーロジスティクス」の処理能力を高め、西日本地域への配送リードタイムの短縮を図る。

新施設は、大阪市中心部から15キロメートル圏内の兵庫県川西市に開発。阪神高速道路池田線池田出入口から4.5キロメートル、中国自動車道池田インターチェンジから4キロメートル、名神高速道路尼崎インターチェンジから8.5キロメートル、国道176号線から500メートル、大阪国際空港（伊丹）にも5.5キロメートルと近接しており、広域関西圏をカバーする物流拠点として利便性が高い。

敷地面積は3万7800平方メートルで地上6階建て、延床面積7万6759平方メートル。地上階のトラックバースのほか、上り・下りスロープを備え、上階に設置するトラックバースに対し、ワンウェイでの車両動線を確保する。

また、庫内に荷物用エレベーターを設置し、効率的なオペレーションに配慮。プロロジスの標準仕様として、外壁への断熱サンドイッチパネル、屋根にダブル折板を採用する。

■プロロジスパーク川西の概要