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大林組、水素供給網の新実証実験開始

2024年1月22日 (月)

国内大林組は19日、福島県浪江町で取り組む「既存のインフラを活用した水素供給低コスト化に向けたモデル構築・実証事業」において、国内で初となる、水素ステーションで最高充てん圧力70メガパスカルの高圧容器に、70メガパスカルまで水素を充てんし搬送する実証実験を開始したと発表した。

従前の実証運用では、19.6メガパスカルの容器により水素搬送を行っていたが、トヨタ自動車が燃料電池自動車「MIRAI」で採用している高圧水素貯蔵技術を応用することで、より大量の水素搬送が可能になる。同容器では、水素残量や供給状態の遠隔モニタリングができる。また、より低圧な燃料電池やFC(燃料電池)フォークリフトへ水素を提供するカスケード利用も可能。また、同社が古河電気工業と共同開発する、水素パイプライン敷設の新工法の実証も行う。

▲カスケード利用のイメージ(出所:大林組)

大林組はさらに高度なマネジメントシステムの構築と、供給網の整備を進め、安全性の向上、搬送時のCO2排出量やコストの削減効果を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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