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NLJ、物流結節点自動化で、66%省人化を実証

2024年3月29日 (金)

調査・データNEXT Logistics Japan(NLJ、東京都新宿区)は28日、経済産業省主催の「物流MaaSの実現に向けた研究開発・実証事業」実施団体として、物流結節点での作業自動化に向けて、自動荷役の実装、荷姿の標準化ならびに荷物情報の一元化について、課題の抽出及び解決を目的とした実証結果について報告した。

▲検証中の様子(出所:NLJ)

この実証では、荷役作業者不足への対策として、自動運転フォークリフトと自律走行搬送ロボットを用いた荷下ろしと荷積みの自動化を検証。結果として、有人作業に比べ66%の省人化が可能とした。また、荷姿の標準化の検証では、標準化した荷姿パターンでは、リードタイムの調整やダブル連結トラックの活用によって最大積載率88%(業界平均39%)に高めることが確認された。荷物情報の一元化については、同社が独自開発した物流最適化ソリューションシステム「NeLOSS」(ネロス)との情報連携、一元化に向けた現状の課題も抽出された。

物流24年問題を背景に、社会課題解決を目指すNLJは、高効率輸送スキームの推進に向け、引き続き自動荷役技術の実装に取り組む。実証結果を基に、物流拠点における荷役の自動化の実運用開始に向けた、機器間連携、さらに、物流最適化ソリューションと車両情報や荷物情報の連携システム環境の構築にも取り組むとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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