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日通、マレーシア・中国法人にデジタコ導入

2013年1月28日 (月)

国際日本通運は28日、マレーシアと中国の現地法人が運行するトラック150台に「デジタルタコグラフ」を応用した運行管理システムの搭載を完了したと発表した。

同社はデジタルタコグラフを導入することで、ドライバーへの「安全エコドライブ技術」指導に役立てている。

現地法人のドライバーを日本の研修施設へ集めて安全エコドライブ研修を実施しているほか、日本のドライバー指導員を海外へ派遣し、現地政府と共同でドライバー研修を実施している。

さらに、トラックに運行管理システムを搭載することにより、速度超過や急加速などの発生状況、省燃費運転の実施状況を効果的に把握し、安全エコドライブ技術の定着・継続・向上をサポートする。

このシステムは、自動音声によるリアルタイム警告機能、安全運転実績やエコドライブ実績が一目で把握できるドライバーレポート作成機能、クラウドアプリケーションを利用したモニタリング機能などを備えており、GPSと連動して、ドライバーの勤怠管理や車両や貨物の盗難防止といったセキュリティ対策も可能。

マレーシア日通では、国連のクリーン開発メカニズム(CDM)の仕組みを利用し、新興国での温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいる。

安全エコドライブと運行管理システムを導入したことで、新興国で削減した温室効果ガスの削減量部分を日本の排出枠として充当することが可能となったという。