AutoStore､機能向上した新型ロボット｢R5 Pro｣公開

イベントAutoStore System（オートストアシステム、東京都港区）は、10日から12日までインテックス大阪（大阪市住之江区）で開催されている「第5回 関西物流展」において、同社の新たな自動倉庫ソリューションを出展している。

同展示会では、従来のロボットより優れたスペース活用が可能で、高いパフォーマンスを発揮して企業のトータルコスト削減に寄与する「R5 Pro」を日本で初披露、その実機も展示された。同機種は、ロボット1台当たりのスループットを既存ロボットと比較して15％向上させ、これまで以上に高い生産性を発揮する。また、マルチオペレーション時の充電時間を、既存ロボットと比べて最大50％短縮し、稼働時間を2倍に引き延ばし、7分の充電で180分の稼働を実現している。これによって、最大10台のロボットをわずか1台の充電器で運用でき、充電関連のコスト削減、スペースの有効活用、保管密度のさらなる上昇に役立ち、24時間稼働可能な機能を最大化させての稼働にも対応する。

▲AutoStoreの出展ブースの様子

さらに、同展示会では、新たなピッキングワークステーションとなるFusionPortも関西初披露。2つの開口部を持つワークステーションでオペレーターのピッキング作業を効率化することができ、セーフティーハッチを備えた開口部はオペレーターの安全性にも配慮した設計となっている。

倉庫内の作業効率を上げるとともにコストを抑えることを可能にし、倉庫業界のさまざまな課題を解決するソリューションを提供する同社は、すでに世界各国で5万2000台以上のロボット導入実績を誇るなど、自動化倉庫市場を先導しているが、さらなる新技術の投入によって、物流課題の解決に貢献していく。

猶予期間は終了、いよいよ問われる物流業界の本気

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LOGISTICS TODAY編集部
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