
▲LT企画部長の曲渕章浩氏(出所:SBS)
イベント総合物流大手のSBSホールディングス(東京都新宿区)は1日、東京大学先端科学技術研究センター 先端物流科学特論講座で講演を行った。
東京大学の先端物流科学寄付研究部門は、先端技術による物流業界の課題解決や人材育成などを目的とし、賛同した複数の物流企業が出資する形で設立したもの。SBSグループは2020年から参画しており、今回はこの取り組みの一環。
オンラインで開催された同講演には、同社LT企画部長の曲渕章浩氏が登壇、およそ100人の大学院生に向けて、同グループが注力しているLT(Logistics Technology)の活用事例や、取り組む中で見えてきた課題について紹介。後半では、グループの成長戦略の一つとして取り組んでいるEC物流プロジェクトにおけるLTの役割などについて話し、今後の展望について語った。
曲渕氏は、「これまでの日本において物流の職業としてのヒエラルキーは決して高いとは言えず、仕事としての魅力的なイメージもあまりなかったかもしれない。しかし本日、いくつかの事例を用いてお伝えしたとおり、物流はほぼ数理最適化の世界であり、山積みの課題、さまざまな技術革新などがその様相を助長している。我々は今まさに皆さんのような人材を求めています。物流業界には仕事としての面白味、やりがい、活躍できる大きな可能性が秘められていることを、本講義を通じて伝えられていればうれしい」と同講演を締めくくった。
SBSグループは、今後も物流業界の更なる発展をめざし、学生がロジスティクス領域への関心を持つきっかけにつながる活動を積極的に行っていくとしている。
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