拠点・施設日本電信電話(NTT)は7日、業務や業界を横断した連鎖型AI(人工知能)サービスを手掛けるNTT AI-CIXを26日に設立すると発表した。
NTTはこれまで、デジタルツインの予測・最適化AIや、その連鎖技術(デジタルツインコンピューティング)の研究、開発に取り組んでおり、NTTの研究開発部門のスマートデータサイエンスセンターから新会社を立ち上げ、事業化を図ることになった。
新会社では、これまで培ってきた最先端技術を活用し、さまざまなAIが業務・業界横断で互いに連携する連鎖型AIによって、個別業務からサプライチェーンの全体最適化まで実現する。コンサルティングから、プロダクトやソリューションの開発、AIプラットフォームサービスまでを一気通貫で行うのも特徴となっている。
具体的には、AI需要予測を使い、小売業とメーカー、物流業の連携で商品発注の最適化を図ったり、都市開発会社と飲食業の連携によってフードロス削減を実現したりする。これまでにも、NTTは流通小売業のトライアルホールディングスと連携協定を結び、店舗運営効率化・物流効率化・顧客価値向上など小売・流通業界でのサプライチェーン全体最適化に取り組んでいる。
NTTは「小売や都市開発、交通、電力、農業、ヘルスケアなどさまざまな産業分野で取り組んできた知見を生かして、顧客やパートナー企業と共に、サプライチェーンの最適化などの社会実装を加速させていく」としている。
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