国際日本郵船は19日、日本シップヤードと共同で開発し、2026年11月に完成予定のアンモニア燃料アンモニア輸送船(AFMGC)が、機関室に対する優れたアンモニア安全策を備えた船舶であることを示す船級符号の付記「Machinery Room Safety for Ammonia」(MRS)を日本海事協会(ClassNK)から世界で初めて取得すると発表した。
ClassNKのアンモニア燃料船の安全要件には、船内でアンモニアを安全に使用するための最低限の設計要件が規定されている。またMRSを取得するには、新制定された「機関室内で漏洩したアンモニアが人員に曝露する危険性を最小化する機能要件」を満たす必要がある。
両社が所属するコンソーシアムは、2026年11月末完成に向けて、同船の設計開発を進めており、機関室内の毒性の克服という課題を解決するには、同船の配管やタンクから漏えいしない設計など船員の安全を守る対策が必須である。同コンソーシアムメンバーによるリスク評価や、機関長・機関士を中心とするユーザー目線からのリスク評価、安全対策の立案など、世界最高水準の安全性を実現する仕様を検討している。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com