行政・団体国土交通省東北運輸局は9日、今年7月に護岸に接触する事故を起こした遊覧船を運航する丸文松島汽船(宮城県塩釜市)に対し、安全管理規定の一部が守られていなかったとして、海上運送法に基づき安全確保に関する警告書をだしたと発表した。
事故は7月3日午前11時半ごろに発生。同社が運航する遊覧船「はやぶさ」が松島桟橋を出航しようとした際、誤って護岸に接触し、乗客5人が転倒するなどして、軽いけがを負った。
事故の発生を受けて、同運輸局は7月5日、海上運送法に基づく立ち入り検査を実施したところ、検査の結果、安全管理規程の一部が順守されていなかったことがわかった。
警告書では、安全統括管理者が安全最優先の原則を社内で徹底し、確実に安全管理規程が守られる体制を構築することや、船長らが適切な手順で離岸作業を行うなどの指導を行い、改善内容について、10月9日までに文書で報告するよう求めている。
同社は松島湾や塩釜湾で、4つの遊覧ルートを運航している。
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