
(出所:全国交通運輸労働組合総連合)
ロジスティクス全国交通運輸労働組合総連合(交通労連)は17日、2025年度第1回中央委員会を開催し、2025年春季生活闘争の方針を決定した。同組織は、労務費の価格転嫁や賃金引き上げを含む具体的な目標を設定し、中央闘争委員会の発足を発表した。
今回の会議では、織田中央執行委員長が冒頭で地震や豪雨災害へのお見舞いを述べ、2024年問題として取り上げられている規制遵守や労働条件改善の必要性を再確認。25年の春季生活闘争では、運賃および料金改定の実現を重点課題とすると強調した。特に交通運輸業界における適正運賃の収受や価格転嫁の実現、公正取引の徹底が議論の中心となり、物流産業における課題解決を目指す。
労働条件改善に向けた具体案として、トラック部会では所定内賃金の6.5%以上の引き上げを目標に掲げた。軌道・バス部会では消費者物価上昇率を考慮した昇給要求、ハイヤー・タクシー部会では月例給を重視した賃上げ目標を設定した。臨時給についてはトラック部会が1人平均110万円を基準とし、軌道・バス部会では年間5か月分を目標に掲げた。
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