拠点・施設日産自動車(横浜市西区)は22日、福岡県と北九州市との間で、同市若松区響灘エリアでのLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリー生産工場建設に向けて「立地協定」を締結したと発表した。工場は今年度着工予定で、2028年度の稼働開始を目指す。
LFPバッテリーは、希少なレアメタルではなく、安価なリン酸鉄を使用するため、低コストで生産できる。寿命も長く、安全性も高いため、次世代の蓄電池として注目されている。
建設予定地は同市内の臨海部で、敷地面積は15万平方メートル。投資総額は1533億円を見込んでいる。また、工場の稼働にともない、500人の新規雇用を予定している。
生産するのは電気自動車(EV)用の蓄電池で、同社では2028年度から軽EVへの搭載を計画している。今回の工場建設は、経済産業省の「蓄電池に係る供給確保計画」に認定されており、県や市のほか、政府も支援を受けながら国内での産業基盤の確立を目指す。
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