メープルツリー、欧州物流市場を拡大

国際メープルツリー・インベストメンツ（シンガポール）は27日、英国で初となる物流施設の取得と、スペインで物流倉庫10か所を取得したと発表した。

これらの取得は、同社が物流を中核分野と位置付け、グローバル展開を強化する戦略の一環であり、総額は3億1510万ユーロに達する。

英国ダービー商業パークに位置する物流施設は、M1高速道路やA50、A6といった主要幹線道路へのアクセスに優れ、東ミッドランド空港にも近接する戦略的な立地にある。同施設は、現在のテナントが長期契約を更新しており、供給網の重要拠点としての役割が確認されている。一方、スペインで取得した物流倉庫は、バルセロナ、バレンシア、マドリードの物流中心地に位置し、都市中心部への迅速なアクセスが可能で、ラストマイル物流に適した施設である。これらの倉庫は、周辺地域での現代的物流施設の不足を背景に、3PL企業や製造業者などのテナントから高い需要を得ている。

今回取得した施設の総賃貸面積は25万6000平方メートルで、業界標準の持続可能性認証を取得している。同社は2018年から欧州物流市場に参入し、現在、欧州8か国で80施設を保有している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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