日本船主協会、海上安全テーマにセミナー実施

▲会場の様子（出所：日本船主協会）

環境・CSR日本船主協会は6日、同日に海運クラブ（東京都千代田区）で「海上安全」をテーマとするセミナーを開催したと発表した。会場には海事関係団体や企業など70人、オンラインでは70人の計140人が参加した。

第1部では、慶應義塾大学教授の田中浩一郎氏が中東地域の海上交通での脅威について講演し、イエメン沖でのフーシ派による船舶攻撃の特徴とリスクを分析。同氏は、国家間の伝統的な武力紛争と異なる現代の脅威について、イランやアメリカ、イスラエルとの関係を踏まえた多面的な見解を示した。

第2部では、第46次派遣海賊対処行動水上部隊指揮官の外川久人氏が、紅海、アデン湾での商船の安全対策を具体的に説明。商船の攻撃リスクや識別技術の進化を踏まえた対策に加え、船上での安全航行を確保するための実践的な方策が紹介された。

第3部では、電気自動車（EV）のリチウムイオンバッテリー（LIB）火災への対策が議論され、船上での火災防止策や冷却作業の重要性が強調された。

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LOGISTICS TODAY編集部
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