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石油資源開発、イラク南部で原油生産開始

2013年9月2日 (月)

荷主石油資源開発は2日、子会社のジャペックスガラフを通じ、マレーシア国営石油会社「ペトロナス社」(オペレーター)、イラク国営北部石油公社と共同で開発作業を進めているガラフ油田で、8月31日(日本時間9月1日未明)から原油生産を開始した、と発表した。

生産を開始したガラフ油田は、イラク南部ジカール県に位置し、石油資源開発とペトロナス社が2009年12月にイラク石油省実施の第2次国際入札で開発生産請負権益を落札・獲得したもの。その後、イラク国営南部石油会社との間で開発生産サービス契約を締結した。

11年3月には作業の基点となるベースキャンプを開設し、同年6月から坑井掘削作業を開始。これまでに評価井2坑と開発井9坑の合わせて11坑の掘削と初期生産に必要な生産施設の建設などを完了し、日産量3.5万バレル規模による生産を開始した。

17年には目標生産量の日産23万バレルまで増産する計画で、ガラフ油田からジャペックスガラフ分として引き取る原油は日本へ持ち込み、国内の原油安定供給につなげることを視野に入れ、販売方針を検討している。