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IHI、旭食品から津波救命艇を受注

2013年9月5日 (木)
津波救命艇(試作機)

津波救命艇(試作機)

話題IHIは5日、旭食品(高知市)から津波救命艇1艇を受注した、と発表した。

受注した津波救命艇は、緩衝材含む長さが8.4メートル、幅3メートル、高さ3.1メートルで、定員は25人。10月に完成し、引き渡す。

津波救命艇は、津波の激しい流れや瓦礫から逃れ、命を守るための乗り物で、近くに高台や津波避難ビル・タワーがない場合や急いで避難することが難しい避難困難地域の住民、幼児、高齢者などの要援護者のために開発した。

避難者が艇内で安全・安心に過ごせるよう、転覆しても元の状態に戻る自己復元性能や秒速10メートルの津波流中の衝突に耐える性能を備えている。

IHIは昨年10月に四国運輸局から津波救命艇の試作艇の開発・製造を受託し、3月に試作艇を完成させた。8月には同運輸局から「津波救命艇ガイドライン」の基準を満たしているとの承認を受けた。