BtoB菓子通販のナゴミヤ、会員登録数が2年で3倍に

調査・データナゴミヤ（東京都豊島区）は2月28日、運営するBtoBのECサイト「業務用和洋菓子卸・仕入れ通販なごみや」の登録会員数が、2023年1月の2534人から25年1月には7509人となり、2年で3倍に増加したと発表した。原材料費や物流費の高騰により、仕入れ先を見直す中小個人店が増えていることが背景にある。

近年、和洋菓子業界では、原材料費や包装資材、物流費、エネルギーコスト、人件費などの高騰により、事業継続を断念する店舗が増加している。東京商工リサーチの調査では、22年以降、和菓子店の廃業が増え、安定した仕入れが困難な状況が続いている。このような状況を受け、ECサイト「なごみや」では、全国の中小メーカーによる和洋菓子やデザート類3780商品を取り扱い、新たな仕入れ先を求める事業者の登録が増加している。特に、人手不足や職人の退職により製造が困難となった事業者や、従来の仕入れ先から調達できなくなった店舗の登録が目立つ。

なごみやでは、通常の卸売取引と異なり、最短2-3営業日でアカウントを開設し、すぐに取引を開始できる。また、後払い決済の導入により、初回から掛け取引が可能となっている。さらに、ナショナルブランド品の卸売だけでなく、オリジナル商品を製造するメーカーを探し、価格や納期の調整、試作品制作までサポートするサービスを提供している。ナゴミヤは、3月5日から7日まで東京ビッグサイト（東京都江東区）で開催される「フランチャイズ・ショー」に出展する。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com