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三井E&S造船、運搬船の燃費向上へフィンを開発

2025年3月3日 (月)

▲開発した船尾フィン(出所:三井E&S)

環境・CSR三井E&S造船(東京都港区)は3日、同社が過去に建造した5万6000DWT型ばら積み貨物運搬船の燃費を改善し、GHGを削減するため、推進効率を向上させる船尾フィンを新たに開発したと発表した。昨年から既に4件の受注があり、製造、取り付けを進めている。

新たな船尾フィンは、数値流体解析(CFD)を用い、同社の主力シリーズである同型ばら積み貨物運搬船に適した形状に設計した。フィン搭載前に比べ、3%の燃費削減が期待でき、運航コストだけでなくGHG削減にも寄与する。また、極力シンプルな形状に設計し、製造や取り付けを簡単にできるようにした。

GHG削減に向けたさまざまな環境規制の導入によって、船舶も省エネ化が求められている。同社は「船尾フィンの搭載を進めることで、船舶の省エネ化やGHG削減に貢献していく」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部